東京・サステナブル・ファイナンス・フォーラム
国内外の金融機関等の関係者を対象とし、サステナブルファイナンスに関するグローバルな動向や将来展望をテーマとしたフォーラムです。
本フォーラムでは、大きく3つのテーマを取り上げ、国内外の有識者による講演やパネルディスカッション、対談および関連分野のスタートアップ企業によるピッチを実施いたします。
本フォーラムでは、大きく3つのテーマを取り上げ、国内外の有識者による講演やパネルディスカッション、対談および関連分野のスタートアップ企業によるピッチを実施いたします。
「トランジション・ファイナンス」「インパクト投資」「国際金融都市・東京」
金融の手法で社会課題を解決に導き、持続可能な社会を構築するサステナブルファイナンスは、世界の潮流となっています。本フォーラムでは大きく3つのテーマを取り上げ、講演やピッチを通して、サステナブルファイナンスの最新情報や今後の展望、そしてサステナブルファイナンスが東京や日本の展望にとってどのような意義を持っているのかをお伝えします。
グローバルイベント「PRI in Person」や日本政府が開催する「Japan Weeks」と連携
本年は、PRI(Principles for Responsible Investment:責任投資原則)※1が開催する責任投資やESG投資に関するグローバルイベント「PRI in Person」が東京で開催されます。
本フォーラムでは、PRI in Personと連携し、ともにサステナブルファイナンスの機運を高めます。プログラム内では、PRI最高経営責任者デイビッド・アトキン氏や最高サステナブル・システム責任者ネイサン・ファビアン氏に登壇いただき、議論を深めます。
また、国が同時期に開催する「Japan Weeks ※2」と連携することで、国際金融都市としての東京のプレゼンス向上につなげていきます。
※1 PRI(Principles for Responsible Investment:責任投資原則)は、国連環境計画・金融イニシアティブと国連グローバルコンパクトのパートナーシップによる投資家ネットワーク。現在、世界で5,000を超える機関が署名しています。
※2 本年9月25日(月曜日)から10月6日(金曜日)にかけて、国際金融センターの実現に向けた日本政府の関連施策や、日本の金融資本市場としての魅力等を情報発信するために日本政府が初開催するもの。
海外企業誘致の支援対象企業の参加、国内スタートアップ企業によるピッチ
東京都は2023年4月、国際金融都市構想、海外企業誘致、規制改革を推進する機能を持つとともに、スタートアップに係るコア部門を集約し、 「スタートアップ・国際金融都市戦略室」を設置しています。海外企業誘致の支援対象企業であるESG運用大手の英インパクス・アセット・マネジメントCEOイアン・シム氏に登壇いただきます。
また、都民のニーズ等の解決に資する画期的な金融商品・サービスの開発・提供を行う金融事業者等、及びESG投資の普及を実践する金融事業者等を表彰する「東京金融賞」を毎年実施しており、金融イノベーション部門およびESG投資部門に選定された企業のピッチを合わせて開催いたします。
プログラム
13:00~13:05
主催者挨拶一般社団法人東京国際金融機構(FinCity.Tokyo)
ローラン・デュプス氏
FinCity.TokyoアンバサダーSMBC信託銀行 取締役
ベルギー国籍。1987年にチェースマンハッタン銀行(ルクセンブルク)を振り出しに、1988年に東京、1995年にロンドンへ赴任。1997年にバンクボストン(シンガポール)を経た後、2001年にソシエテ・ジェネラル(東京)へ。法人・投資銀行部門の最高執行責任者、ソシエテ・ジェネラル証券の代表取締役社長、ソシエテ・ジェネラル信託銀行の代表取締役社長、ソシエテ・ジェネラルグループのチーフ・カントリー・オフィサーを歴任。
2013年、三井住友銀行が、ソシエテ・ジェネラルの信託業務免許を買収したことを機に、SMBC信託銀行の会長に就任。現在は取締役。
2014年から21年10月まで、ナティクシス日本証券のシニア・カントリー・マネージャー、代表取締役社長、アジア太平洋地域エグゼクティブ・コミティーのメンバー。
現在は、金融機関のガバナンスと組織面を支援する株式会社エスカパードの代表取締役社長。
ベルギーのルーヴァン・カトリック大学インスティテュート・マリー・ハップス卒。ベルギー、スペイン、英国にて言語学を修める。
ローラン・デュプス氏
SMBC信託銀行 取締役
35年間にわたり、金融機関の枢要なポジションを、欧州、東南アジア、そして1988年からは日本で務める。この間、銀行、証券、信託、ウェルスマネジメントに携わる。2003年から21年まで、国際銀行協会において、ビジネス、規制、ガバナンスに関する主要な議論に参画。2012年からは理事、2020年からは副会長を務めた。 ベルギー国籍。1987年にチェースマンハッタン銀行(ルクセンブルク)を振り出しに、1988年に東京、1995年にロンドンへ赴任。1997年にバンクボストン(シンガポール)を経た後、2001年にソシエテ・ジェネラル(東京)へ。法人・投資銀行部門の最高執行責任者、ソシエテ・ジェネラル証券の代表取締役社長、ソシエテ・ジェネラル信託銀行の代表取締役社長、ソシエテ・ジェネラルグループのチーフ・カントリー・オフィサーを歴任。
2013年、三井住友銀行が、ソシエテ・ジェネラルの信託業務免許を買収したことを機に、SMBC信託銀行の会長に就任。現在は取締役。
2014年から21年10月まで、ナティクシス日本証券のシニア・カントリー・マネージャー、代表取締役社長、アジア太平洋地域エグゼクティブ・コミティーのメンバー。
現在は、金融機関のガバナンスと組織面を支援する株式会社エスカパードの代表取締役社長。
ベルギーのルーヴァン・カトリック大学インスティテュート・マリー・ハップス卒。ベルギー、スペイン、英国にて言語学を修める。
13:05~13:15
基調講演 「責任ある投資の世界的な展望」
デイビット・アトキン氏
責任投資原則(PRI)最高経営責任者
デイビット・アトキン氏
責任投資原則(PRI)最高経営責任者
国連主導で発足したESG投資促進のための国際プラットフォーム「責任投資原則(PRI)」で2021年12月から最高経営責任者(CEO)を務める。オーストラリアで建設業界やメディア・エンターテインメント業界などの労働者が加入する三つの産業別年金基金でCEOを歴任した後、豪大手資産運用会社AMPキャピタルの副CEOに就任した。建設労働者の年金基金であるCbusのCEO時代、在任中の約13年間に加盟者を50万から75万人超へと拡大し、運用資産合計を550億豪ドルに増やした。2009年から2015年までPRIの理事も務めた。豪州出身。2023年現在、PRIには運用会社やアセットオーナーなど5,000を超える機関が署名し、運用資産合計は121兆ドルを超える。 13:15~13:25
基調講演堀本 善雄氏
金融庁 総合政策局政策立案総括審議官
堀本 善雄氏
金融庁 総合政策局 政策立案総括審議官
旧大蔵省に入省後、国際復興開発銀行審議役、金融庁監督局・検査局課長補佐、財務省大臣官房文書課課長補佐・企画官等を務め、2008年に金融機関向けコンサルティング会社に転職。2013年に金融庁に復帰し、金融機関の検査・監督を担当。2019年総合政策局審議官、2021年監督局審議官を経て、2022年6月より現職。サステナブルファイナンスの推進、日本における国際金融センターの機能強化などを担う。また、内閣官房の新しい資本主義実現本部事務局次長も併任。 13:25~13:30
休憩 13:30~13:40
テーマセッション①マーク・カーニー氏
イングランド銀行前総裁ブルックフィールド・アセット・
マネジメント会長
マーク・カーニー氏
イングランド銀行前総裁
ブルックフィールド・アセット・マネジメント会長
ブルックフィールド・アセット・マネジメントの会長であるマーク・カーニー氏は、同社でトランジション投資責任者も務めており、社会環境的成果と高いリスク調整後利益を組み合わせた投資家向け商品の開発に携わっています。 エコノミスト、銀行家でもあるカーニー氏は、2008年から2013年までカナダ銀行総裁を、2013年から2020年までイングランド銀行総裁を歴任しました。この間、2011年から2018年まで金融安定理事会議長を務めました。英・加中央銀行総裁就任前には、ゴールドマン・サックス証券やカナダ財務省での勤務経験もあります。 カーニー氏は、持続可能性、特に気候変動リスクの管理と削減を長年にわたり提唱してきました。同分野で高い知名度を誇り、現在は国連気候アクション・ファイナンス特使やグラスゴー金融同盟の共同議長を務めています。 カーニー氏はオックスフォード大学で博士号と修士号を、ハーバード大学で経済学の学士号を取得しています。ブルックフィールド・アセット・マネジメント会長
13:40~14:30
パネルディスカッション①「トランジション・ファイナンスの推進を」
瀬尾 明洋氏
IHI 取締役 常務執行役員 人事部長
瀬尾 明洋氏
IHI 取締役 常務執行役員 人事部長
グループ人財・人事・総務担当/グループ安全・衛生担当/グループESG担当。1987年慶応義塾大学経済学部卒業後、石川島播磨重工業(現在IHI)に入社し、人事・労務管理、人材開発、組織開発などに従事。2006年ロシア・モスクワ市に自動車部品製造のJVを新事業として立ち上げ、6年間社長として滞在。13年IHIグローバルビジネス統括本部企画管理部長、17年新事業推進部長、18年経営企画部長を経て、2022年より現職。「最大かつ唯一の財産」となる人材を原動力とし社会課題の解決に取り組むとともに、ESGを価値観の軸においた社会・環境に配慮した適切な経営を推進。手塚 宏之氏
JFEスチール株式会社 専門主監(地球環境)
手塚 宏之氏
JFEスチール株式会社 専門主監(地球環境)
東京大学工学部物理工学科卒。MITスローン経営大学院でMBA取得。日本鋼管(現JFEスチール)入社後、製鉄所の制御システム開発、新素材事業の立ち上げなどに従事。総合企画部を経てワシントン事務所長、米ナショナルスチール社経営管理部長として8年にわたり米国勤務。07年から気候変動、環境エネルギー問題を担当し、温暖化対策、環境エネルギー政策分野で内外の活動に従事。現在、経団連環境安全委員会・国際環境戦略WG座長、日本鉄鋼連盟エネルギー技術委員長、OECDビジネス諮問委員会(BIAC)環境エネルギー副委員長などを務めているほか、経済産業省、環境省、金融庁などの多くの審議会、研究会の委員に就任している。
オリビエ・メナード氏
ナティクシスCIB アジア太平洋地域グリーン・アンド・サステナブル・ハブ責任者
オリビエ・メナード氏
ナティクシスCIB
アジア太平洋地域グリーン・アンド・
サステナブル・ハブ責任者
2020年10月、ナティクシスのグリーン&サステナブル・ハブに合流し、2021年7月から同ハブのアジア太平洋地域トップを務める。これより先、20年にわたって欧州・中東・アフリカ地域、およびアジア太平洋地域のエネルギー・金属商品セクターの顧客へのアドバイスや融資に携わった。ナティクシス上海支店で数年間コーポレートバンキング業務に従事した後、2004年にパリと香港のエネルギー・天然資源部門に加わり、2010年まで欧州・中東・アフリカ地域の顧客、2016年までアジア太平洋地域の顧客に対するコモディティ・ストラクチャード&トレード・ファイナンスを専門とした。最近ではシニア・バンカーとして、エネルギー・金属セクター分野の大手商社に助言や融資を行っている。ネオマ・ビジネススクールでコーポレートファイナンスを専攻し、経営学修士号を取得。アジア太平洋地域グリーン・アンド・
サステナブル・ハブ責任者
梶原 敦子氏
株式会社日本格付研究所常務執行役員サステナブルファイナンス評価本部長
梶原 敦子氏
株式会社日本格付研究所
常務執行役員サステナブルファイナンス評価本部長
米国ウィスコンシン大学マディソン校開発行政学修士。2000年に日本格付研究所に入社。中南米・東欧・国際機関等のソブリンアナリストを経て2017年からサステナブルファイナンス評価業務に従事。環境省 グリーンファイナンス検討会委員、経済産業省 トランジションファイナンス環境整備検討会委員、国土交通省 不動産分野の社会的課題に対応するESG 投資促進検討会委員等に従事。常務執行役員サステナブルファイナンス評価本部長
内海 弘毅氏
日本生命保険相互会社常務執行役員
内海 弘毅氏
日本生命保険相互会社 常務執行役員
1986年日本生命保険相互会社入社、2017年執行役員融資総務部長、
2018年監査役(常勤)、2021年常任監査役(常勤)、
2022年常務執行役員(現職)
入社以来、資産運用部門の融資・不動産領域を歴任し、現在は融資・不動産部門を統括。
機関投資家として、運用収益の拡大および環境・社会課題の解決に向けて、
サステナブルファイナンスや環境に配慮した不動産投資を推進。
(2023年東京都と「サステナブルファイナンスの活性化に向けた連携協定」を締結)
モデレーター
白井 さゆり氏
慶応義塾大学 総合政策学部教授
白井 さゆり氏
慶応義塾大学 総合政策学部教授
コロンビア大学経済学部大学院修了、経済学博士。アジア開発銀行研究所のサステナブル政策アドバイザー。野村サステナビリティリサーチセンターと日清オイリオグループのアドバイザー。2020-21年EOS at Federated Hermes(英国系の世界主要企業に対するESGエンゲージメント専門会社)の上級顧問。2011-16年日本銀行政策委員会審議委員として金融政策決定などに関与。2016-17パリ政治学院客員教授。元IMFエコノミスト。世界経済、金融政策、国際金融を専門とし、数多くの書籍・論文を英語と日本語で出版。最近の書作としては、『SDGsファイナンス』(日経BP、2022年)、『カーボンニュートをめぐる世界の潮流』(文真堂、2022年)、Global Climate Challenges, Innovative Finance, and Green Central Banking(Asian Development Bank Institute, 2023年7月)がある。最近の英語論文として日本銀行の20年の金融政策史がある。世界の国際会議や討論会などで数多くの講演や討論者として参加。国内外の新聞・TV・ラジオほかでコメンテーターとして日本・世界経済、国際金融、金融政策について数多くコメントを実施。オフィシャルホームページURL; http://www.sayurishirai.jp/ を参照。 14:35~14:45
テーマセッション②「投資におけるインパクト・マネジメントの世界的トレンド
– 日本への期待と役割」
ファビエンヌ・
ミショー氏
国連開発計画(UNDP)ミショー氏
SDGインパクト所長
ファビエンヌ・ミショー氏
国連開発計画(UNDP)SDGインパクト所長
持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、民間資本を動員することに焦点を当てた国連開発計画(UNDP)の旗艦イニシアチブ「SDGインパクト」のトップとして、企業、事業体向けの独立したマネジメント基準「SDGインパクト基準」の開発を主導。2019年にSDGインパクトチームに加わる以前、S&Pグローバル・レーティングに22年間在籍し、オーストラリアや先進国市場アジア太平洋地域の責任者を務めた。インパクト投資に関するオーストラリア諮問委員会の共同議長も務めた。経験豊富な社外取締役でもあり、住宅、教育、金融、芸術などの分野で数多くの取締役を歴任。豪ディーキン大学ビジネススクールの非常勤講師も務めた。 14:45~15:25
パネルディスカッション②「インパクト投資は『How』へ」
高田 英樹氏
金融庁 総合政策局総合政策課長
高田 英樹氏
金融庁 総合政策局 総合政策課長
1972年生まれ、1995年大蔵省(現財務省)入省。以後、主計局、主税局、大臣官房等、多様な政策分野を歴任。1997~99年、英国留学。2003~06年、英国財務省に出向し、英国の金融行政や予算編成に携わる。2009年、新設された、内閣官房国家戦略室の最初のスタッフに抜擢。2012~15年、大臣官房文書課法令審査室長・調査室長・広報室長。 2015~18年、パリ・OECD(経済協力開発機構)に出向し、グリーン・ファイナンス(環境金融)を担当。帰国後、日本の官民のグリーン・ファイナンス関係者の連携、海外関係者との協働に向けたプラットフォームとして、Green Finance Network Japanを発足。本業の傍ら、私的にグリーン・ファイナンスに関する活動を続けている。 2021年3月、新設された内閣官房気候変動対策推進室の総括参事官として、同室の立上げや官邸における有識者会議の運営を担う。2021年7月、財務省に戻り、主計局主計官(総務省・地方財政担当)に就任。2022年1月、金融庁総合政策局総合政策課長に就任し、サステナブル・ファイナンスの推進を含む、金融庁の諸政策の企画・調整を担当。 東京大学法学部卒、ケンブリッジ大学法律学修士、ロンドン大学(インペリアル・カレッジ・ロンドン)経営学修士。渋澤 健氏
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役コモンズ投信株式会社 取締役会長
株式会社&キャピタル 代表取締役CEO
ブランズウィック・グループ シニアアドバイザー
渋澤 健氏
シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役
コモンズ投信株式会社 取締役会長
株式会社&キャピタル 代表取締役CEO
ブランズウィック・グループ シニアアドバイザー
2001年、シブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業、代表取締役に就任。2007年にコモンズ株式会社を創設、2008年にコモンズ投信株式会社へ改名し、会長に就任。コモンズ投信株式会社 取締役会長
株式会社&キャピタル 代表取締役CEO
ブランズウィック・グループ シニアアドバイザー
2021年にブランズウィック・グループのシニアアドバイザー、2022年ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)議長の特別顧問およびIFVI(International Foundation for Valuing Impact)理事、2023年1月株式会社and Capitalを創業、代表取締役CEOに就任。
経済同友会幹事およびグローバルサウス・アフリカ委員会委員長、岸田政権の「新しい資本主義実現会議」、金融庁、経済産業省等、政府系委員会の委員、UNDP(国連開発計画)SDG Impact Steering Group委員、東京大学総長室アドバイザー、成蹊大学客員教授等。
金井 司氏
三井住友信託銀行株式会社フェロー役員
金井 司氏
三井住友信託銀行株式会社
フェロー役員
1961年生まれ。1983年に住友信託銀行(現三井住友信託銀行)に入社しロンドン支店、年金運用部等を経て、2003年よりグループのサステナビリティ業務を牽引してきた。2018年4月よりフェロー役員。企業年金初のESG (SRI)ファンドの開発、環境不動産業務の立ち上げ、ポジティブ・インパクト・ファイナンスの開発、テクノロジー・ベースド・ファイナンスチームの組成等を手掛ける。「21世紀金融行動原則」「インパクト志向金融宣言」の起草に携わり、共に初代運営委員長を務める。環境省「地域におけるESG金融促進事業」意見交換会メンバー、内閣府「地方創生SDGs金融調査・研究会」委員、金融庁「インパクト投資等に関する検討会」委員等。著書に「戦略的年金経営のすべて-年金基金運営をサポートする資産運用サービス」(共著)、「CSR経営とSRI-企業の社会的責任とその評価軸」(共著)など。フェロー役員
黄 春梅氏
新生企業投資株式会社マネージングディレクター/
新生インパクト投資株式会社
代表取締役
黄 春梅氏
新生企業投資株式会社 マネージングディレクター/
新生インパクト投資株式会社 代表取締役
上海財経大学経済学部卒、神戸大学経営研究科修士号。米国公認会計士、CFA協会認定証券アナリスト。新生インパクト投資株式会社 代表取締役
2005年より新生銀行(現 SBI新生銀行)にて一貫して自己勘定投資業務に従事。ベンチャー投資、バイアウト投資、ファンド投資などを担当。ファンドの投資委員、上場企業を含む複数の投資先およびファンド運用会社の取締役や監査役を歴任。2017年より邦銀系初のインパクト投資ファンド「子育て支援ファンド」および2号ファンド「はたらくFUND」を創設。
GSG(The Global Steering Group for Impact Investment)国内諮問委員会委員、一般社団法人日本CFA協会理事、多摩大学社会的投資研究所客員研究員等を兼任。
日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」受賞。
モデレーター
専務理事
2011年東日本大震災直後から、同財団の特別支援チームのリーダーとして、企業や行政と連携した多くの復興支援事業を企画、実施する。その後、子どもの貧困対策を担当し、2017年より現職。わが国初のソーシャルインパクトボンド導入など、インパクト投資普及のためのパイロットモデル実施や調査研究を行っている。
公益財団法人ベネッセこども基金理事、グロービス経営大学院、昭和女子大学大学院非常勤講師。
青柳 光昌氏
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)専務理事
青柳 光昌氏
一般財団法人社会変革推進財団(SIIF) 専務理事
1991年、日本財団に就職。役員秘書を経て、障害者の移動困難の解消、NPO支援センターの強化施策など民間による公益活動の促進に従事。2011年東日本大震災直後から、同財団の特別支援チームのリーダーとして、企業や行政と連携した多くの復興支援事業を企画、実施する。その後、子どもの貧困対策を担当し、2017年より現職。わが国初のソーシャルインパクトボンド導入など、インパクト投資普及のためのパイロットモデル実施や調査研究を行っている。
公益財団法人ベネッセこども基金理事、グロービス経営大学院、昭和女子大学大学院非常勤講師。
15:25~15:35
休憩 15:35~16:00
ピッチ講演岡田 知拓氏
KAERU株式会社 代表取締役CEO
岡田 知拓氏
KAERU株式会社 代表取締役CEO
東京農工大学応用生命化学修士卒。ネットプロテクションズ、東南アジアのスタートアップを経て、LINEにてLINE Payの事業立ち上げから、事業戦略立案、プロダクト企画などサービスグロースに携わる。
2020年10月にAgetech×Fintechでの社会課題解決に取り組むKAERU株式会社を創業、代表取締役に就任。
清水 映輔氏
株式会社OUI Inc.Chief Executive Officer, founder (MD,PhD)
清水 映輔氏
株式会社OUI
Chief Executive Officer, founder (MD,PhD)
2013年慶應義塾大学医学部卒, 眼科専門医・医学博士。眼科医として,ドライアイや眼アレルギーを専門とし,東京医療センター, 東京歯科大学市川総合病院, 慶應義塾大学病院, 南青山アイクリニックなどに勤務。自己免疫疾患関連の重症ドライアイに関して多数の臨床研究や基礎研究の実績をもつ。2016年にOUI Inc.(株式会社OUI)を起業, ベトナム無料白内障手術ボランティア活動をきっかけに, 医療現場の課題となるアンメットメディカルニーズを発見し,安価で誰でもどこでも眼科診察が可能な「Smart Eye Camera」を発明, 学術化の後に医療機器として実用化に成功。アカデミアの利点も活かし, 前眼部の眼科診断AIを世界に先駆けて研究開発を行う。現在, 慶應義塾大学医学部眼科学教室特任講師。2022年第76回日本臨床眼科学会学術展示優秀賞・第5回ジャパンSDGsアワードSDGs推進副本部長(外務大臣)賞・2020年 国際失明予防協会 The Eye Health Heroes award・2020年日本眼科アレルギー学会優秀賞・第十四回日本シェーグレン症候群学会奨励賞・2018 ARVO/Alcon Early Career Clinician-Scientist Research Award等受賞。Chief Executive Officer, founder (MD,PhD)
末次 浩詩氏
株式会社sustainacraft代表取締役
末次 浩詩氏
株式会社sustainacraft 代表取締役
コンサルティング業界で10年強データサイエンスを軸に様々な業界での案件に従事し、独立起業。並行して東京大学の先端研にてマルチエージェント強化学習の研究、衛星コンステレーションスタートアップでソリューションR&Dに従事したのち当社を創業。透明性の高い森林評価技術を通じて、自然資本への資金循環を生み出すことをミッションに活動しています。東京大学 航空宇宙工学専攻(学部)、技術経営戦略学専攻(修士)、先端学際工学専攻(工学博士)、INSEAD Management Acceleration Programme修了。北村 卓也氏
株式会社センシンロボティクス代表取締役社長 CEO
北村 卓也氏
株式会社センシンロボティクス 代表取締役社長 CEO
日本IBMを経て、2008年より日本マイクロソフトでコンサルティングサービスビジネスの立ち上げ及びサービス営業担当部長としてビジネス拡大をリード、2016年より前職SAPジャパンではビジネスアナリティクス部門にて機械学習を中核としたデータアナリティクス事業を推進。
2018年10月よりセンシンロボティクスに参画。
多田羅 玄氏
つばめBHB株式会社管理部門長
多田羅 玄氏
つばめBHB株式会社 管理部門長
2004年 新日本石油株式会社(現、ENEOS株式会社)入社。石油ガス探査・生産迄のアップストリーム部門においてファイナンスを担当、3年間のベトナム駐在では会計財務マネージャーを経験。2021年 当社入社、累計約40億円の資金調達実績。
16:00~16:10
テーマセッション③「アジアのサステイナブル・ファイナンス
拠点としての東京」
イアン・シム氏
英インパクス・アセット・マネジメント創業者 / CEO
イアン・シム氏
英インパクス・アセット・マネジメント創業者 / CEO
サステナブル運用に特化した英大手投資運用会社インパクス・アセット・マネジメントの創業者にしてCEO。創業前はマッキンゼー・アンド・カンパニーのエンゲージメント・マネージャーとして顧客に環境戦略の助言を行っていた。英政府のネット・ゼロ・イノベーション理事会のメンバーであり、欧州の会員組織「気候変更のための機関投資家グループ」の理事も務める。ケンブリッジ大学で物理学の優等学位を、ハーバード大学で行政学の修士号を取得。タンデム自転車による夏のサハラ砂漠越え探検を立案し、走破した経験を持つ。 16:10~16:50
パネルディスカッション③「国際金融センターを目指すために」
橋爪 麻紀子氏
日本総合研究所創発戦略センター
シニアマネジャー
橋爪 麻紀子氏
日本総合研究所 創発戦略センター シニアマネジャー
NTTデータ、国際協力機構を経て、2012年に日本総合研究所に入社。企業のESG側面の調査を実施する傍ら、サステナブル・ファイナンスの金融商品設計・運用やインパクト投資の促進に向けた調査研究活動に従事。近年では、社会的インパクト創出に資する自治体制度設計、B Corp認証、サステナビリティ分野の人材育成事業などを通じ、良い企業・事業にお金が流れるエコシステムづくりに注力している。書籍『「わたし」のための金融リテラシー』『行職員のための 地域金融×SDGs入門』『ビジネスパーソンのためのSDGsの教科書』『投資家と企業のためのESG読本』(いずれも共著)ほか、講演や執筆活動を実施。市川 宏雄氏
明治大学名誉教授 / 帝京大学特任教授 / 森記念財団理事
市川 宏雄氏
明治大学名誉教授 / 帝京大学特任教授 / 森記念財団理事
市川宏雄は、森記念財団都市戦略研究所業務理事、大都市政策研究機構理事長、日本危機管理士機構理事長等の要職を務め、海外ではSteering Board Member of Future of Urban Development and Services Committee, World Economic Forum(ダボス会議)などで活躍。都市政策、都市の国際競争力、危機管理、テレワークなどを専門とし、東京や大都市圏に関してさまざまな著作を発表してきた。著書に『新・東京進化論』(共著、幻冬舎、2019年)『都市のエクリチュール』(単著、千倉書房、2018年)、『創発する都市 東京』(編著、都市出版、2017年)、『東京一極集中が日本を救う』(単著、ディスカヴァー携書、2015年)、『東京2025 ポスト五輪の都市戦略』(共著、東洋経済新報社、2015年)、『日本大災害の教訓』(共著、東洋経済、2011年)、『日本の未来をつくる』(共著、文藝春秋、2009年)などがある。これまで政府や東京都はじめ、数多くの公的機関・民間団体の活動に会長や政策委員として携わってきた。現在、日本テレワーク学会ならびに日本危機管理防災学会の会長。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程を経て、ウォータールー大学大学院博士課程修了(都市地域計画、Ph.D.)。1947年、東京生まれ。一級建築士。井上 哲也氏
FinCity.Tokyo 主任研究員
井上 哲也氏
FinCity.Tokyo 主任研究員
1985年 東京大学経済学部卒業 日本銀行入行1987年 通商産業省出向
1991年 米国イエール大大学院留学(経済学修士)
1994年 福井副総裁秘書
1996年 金融研究所研究1課
2000年 植田審議委員スタッフ
2004年 金融市場局外国為替平衡操作担当総括
2006年 金融市場局参事役(国際金融為替市場)
2008年 日本銀行退職
2008年 野村総合研究所 主席研究員(現職)
2022年 FinCity.Tokyo 主任研究員(現職)
モデレーター
フューチャー株式会社
取締役グループ最高サステナビリティ責任者
山岡 浩巳氏
東京都チーフ国際金融フェローフューチャー株式会社
取締役グループ最高サステナビリティ責任者
山岡 浩巳氏
東京都チーフ国際金融フェロー
フューチャー株式会社
取締役グループ最高サステナビリティ責任者
東京大学法学部卒。カリフォルニア大学バークレー校法学大学院卒(法律学修士)。ニューヨーク州弁護士。日本銀行に入行後、パリ事務所、調査統計局景気分析グループ長、企画室企画役(シニアエコノミスト)、金融機構局参事役・大手銀行担当総括などを経て、2013年より金融市場局長、2015年より決済機構局長を務める。この間、2007年~10年までIMF日本理事代理を務めたほか、バーゼル銀行監督委員会委員、国際決済銀行市場委員会委員、同決済・市場インフラ委員会委員なども歴任。2019年に日本銀行を退職し民間に転じる。現在、「東京金融賞」審査委員長や、日本の主要企業や地方公共団体など約100の主体で構成される「デジタル通貨フォーラム」の座長なども務める。フューチャー株式会社
取締役グループ最高サステナビリティ責任者
梶川 文博氏
経済産業省 産業技術環境局 GX 金融推進室兼 GX 推進機構設立準備室長
梶川 文博氏
経済産業省 産業技術環境局 GX 金融推進室兼 GX 推進機構設立準備室長
2002年、経済産業省に入省。2019年から環境経済室長としてGX政策を担当。2023年7月から現職。 16:55~17:10
総括対談原田 文代氏
日本政策投資銀行常務執行役員
原田 文代氏
日本政策投資銀行常務執行役員
1992 年3月 東京大学経済学部卒業1992年4月 日本開発銀行入行
2009年5月 世界銀行グループ国際金融公社(IFC)
東アジア・太平洋局 Senior Investment Officer
(インフラストラクチャー担当)
2012年9月 DBJ Singapore Limited 副社長兼企業金融部長
2015年2月 株式会社日本政策投資銀行国際統括部担当部長 兼 企業金融第6部担当部長
2017年6月 企業金融第5部担当部長 兼 国際統括部担当部長
2020年6月 ストラクチャードファイナンス部長
2021年1月 ストラクチャードファイナンス部長 兼 経営企画部担当部長
2021年6月 執行役員(GRIT担当)兼 経営企画部サステナビリティ経営室長
2022年6月 常務執行役員(現職)
ネイサン・ファビアン氏
責任投資原則 (PRI)最高サステナブル・
システム責任者
ネイサン・ファビアン氏
責任投資原則 (PRI) 最高サステナブル・システム責任者
5年前にPRIに合流し、責任投資に関する首席担当官に就任した。それと並行し、2020年から2022年まで欧州における持続可能な金融政策、およびEUタクソノミーなどのツールを開発するための官民専門家パネル「持続可能な金融に関する欧州プラットフォーム」で議長を務めた。政府政策、投資調査、企業格付け、投資プロセスやツールの開発など、サステナブル・ファイナンスの世界で20年にわたるキャリアを持ち、気候変動に関するオーストラリアとニュージーランドの機関投資家グループ (IGCC) のCEO、オーストラリア議会のコーポレートガバナンス政策顧問、金融サービスおよびIT新興企業の顧問会社であるFull Corp Partners の創設パートナーなどを歴任した。 17:10~17:15
東京都挨拶(ビデオ登壇)小池 百合子氏
東京都知事
小池 百合子氏
東京都知事
1976年10月 カイロ大学文学部社会学科卒業1992年7月 参議院議員
1993年7月 衆議院議員
2003年9月 環境大臣
2004年9月 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)兼任
2006年9月 内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)
2007年7月 防衛大臣
2010年9月 自民党総務会長
2011年10月 予算委員会理事
2016年7月 東京都知事 当選
2020年7月 東京都知事 当選(2期目)
イベント概要
主催 | 一般社団法人 東京国際金融機構 (FinCity.Tokyo) ※本セミナーは東京都の補助事業として開催しています |
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後援 | PRI(Principles for Responsible Investment:責任投資原則) 金融庁/一般社団法人全国銀行協会/一般社団法人投資信託協会/日本証券業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/公益社団法人日本証券アナリスト協会/一般社団法人日本CFA協会/株式会社日本取引所グループ/株式会社東京証券取引所/The Alternative Investment ManagementAssociation (AIMA)/一般社団法人国際資産運用センター推進機構(JIAM) |
日時 | 2023年10月6日(金) 13:00~18:00(日本時間) ※会場ではフォーラム終了後、ネットワーキングを開催いたします |
開催形式 | ハイブリッド開催(会場参加/オンライン参加) ※会場参加の申込は先着順 ※オンライン参加は当日開催終了まで受け付けます ※日英同時配信いたします。 |
参加費 | 会場参加、オンライン参加、ともに無料(事前登録制) |
会場 | KABUTO ONEホール&カンファレンス(東京都中央区日本橋兜町7-1) |
会場アクセス | 東京メトロ東西線「茅場町」駅直結 JR線、東京メトロ丸の内線「東京」駅 八重洲北口 徒歩12分 東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅 D2出口 徒歩2分 成田空港から京成スカイライナー・東京メトロ銀座線「日本橋」駅利用 41分 羽田空港から東京モノレール・都営浅草線「日本橋」駅利用 20分 ※上記所要時間には乗り換え時間は含んでおりません。 https://kabutoone.tokyo/#access |
お問い合わせ
時事通信社 セミナー事務局E-mail:mk-seminar@jiji.co.jp